児童虐待のニュースが横行する時代に思うこと

「児童虐待」

いつからこういった言葉が、世に出ることとなったのでしょうか?

「児童虐待の防止等に関する法律」(児童虐待防止法制度)が、2000年11月に施行されました。

ということは、その前から増え続けていて社会的に問題になっていたと言うことです。虐待が、昔から数限りなくあったとしても情報がここまで広まる社会でもありませんでした。

子を持つ親としては、こういったニュースが胸に突き刺さります。

昭和の人間からすると、親父がちゃぶ台をひっくり返したり、子供に手をあげるという話は、結構あったように思われます。ただ、食事を与えなかったり、寒い部屋の中で監禁状態に置くなどということはかなり病的な行動としか思えません。親の精神が病んでいるのでしょうか。

原因として考え得ることは、
  • 子供を親のストレスのはけ口にする。
  • 「しつけ」の範囲内であったことがエスカレートしてしまった。
  • 子供に完璧を求めるが故に強く当たってしまう。
  • 子供を「自分の物」ととらえて、何をしても良いと考えている。
  • 血が繋がっていないために、かわいいと思えない。
  • 親に虐待されていた。

原因は様々だと思います。

「虐待は絶対にしてはいけない行為」です

が、正直な気持ちでいうと、虐待してしまう親の気持ちはなんとなくわかるような気がしています。あくまでも気持ちの範疇でのことです。

決して許容してはおりません。

育児というものは、想像よりもうまくいかないことが多いんです。子供の気持ちも大事ですが、そんな親の気持ちになって周りの人がサポートできる世の中になることを願います。人間関係が希薄な今だからこそ、虐待死してしまった子供の命を無駄にせず、大人が深く深く考えるべきなのです。

『親のストレスのはけ口にする』

子育てをしていく中で、確かに感情的に怒ってしまうことはありますし、子供の成長に自分自身が追いつかず、いっぱいいっぱいになってしまうこともあります。親であっても気持ちに余裕がある時ばかりではありませんので。恥ずかしいですが、パパに八つ当たりしたり、物に当たることもありました。

泣けるほど子育てに悩むこともありました。こんな時は、やはり友達に話したりして聞いてもらったり、先輩ママに助言をもらったりして助けられたりしました。

親自身が「正しいストレスのはけ口」を自分で探すべきです。

『「しつけ」の範囲内であったことがエスカレートしてしまった』

悪い言葉を使った。他の人に迷惑をかけてしまった。そんな時は「この行為はだめなんだよ」ということをしっかり教えなければなりません。ただ、子供が一回注意したくらいで直せるでしょうか?100回言っても直らないこともあります。

子供はなんとなく楽しくて「悪いこと」をやってしまうものです。「悪いこと」だからしようとしているのではなく、「楽しいこと」がたまたま「悪いことだった」ということもあります。

何度も同じことを言ってもわからない場合は、親のストレスにもなります。わかってもらえないんですから。それでさらにエスカレートして強く怒ってしまいます。

そんなときは、しばらく放っておいたらどうでしょう。緩急を付けるという感じです。ただ、他の人に迷惑をかけている場合は、その場で止めさせなければなりませんね。

『子供に完璧を求めるが故に強く当たってしまう』

他の子ができているのに自分の子ができない場合、「他の子はできているのになんでできないの!」、とか「育て方に問題があったんじゃ」とか、親は焦ってしまいます。

個人差があることを認められるようになるまでには、親としての経験を積んでいく必要があります。客観的に見ると当たり前の事実ですが、子供のこととなると冷静にはいられないことがあります。

息子の夜のおねしょがなかなか治らず、小学校に入ってもすぐには治りませんでした。生理現象ですから、いけないのですが、ついつい声を荒げてしまう日もありました。

誰にでも「個人差」があるんだ、いつかは治るんだ、ということを学びました。

『子供を「自分の物」ととらえて、何をしても良いと考えている』

特に子供が小さいうちは、すべてママやパパが「お手伝い」をしてあげなければ、なにもできないので「所有物」のような感覚が現れてしまうことはあります。

親ができることは、子供が(曲がりなりにも)大きく成長するための「お手伝い」であって、子供は自分自身で成長していくれっきとした一人の人間です。親が身代わりになることはもできません。

『血が繋がっていないために、かわいいと思えない』

これは、自分にこういった経験が無いので、理解するには難しい問題です。

客観的には、虐待をしてしまうくらいなら、何らかの形で別々に暮らすことを考えたらよかったんじゃないかな。距離をおくことで解決することはよくあります。

『親に虐待されていた』

これが一番やっかいな部分だと思っています。「血」や「遺伝」というのは怖いもので、嫌な部分ほど親に似てしまう、と感じることが多いからです。かなり深いところで繋がっているんでしょうね。

時には「逃げること」も必要です。

親も完璧ではありません。今では相談できるところもあります。虐待しそうになったら、トイレにこもって泣いてもいいですから、育児から「逃げてください」。数分でも、数時間でも落ち着くまで「逃げてください」。

何も心配はいりません。たとえ怒りすぎたり離れたりしても、子供はママやパパが大好きです。ちゃーんと育ちます。

安心して下さい。愛してくれてますよ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です